A. あらゆる外傷、内臓疾患、心理的問題、不定愁訴等、範囲は問いません。
入り口はどんな症状でも、また年齢も範囲を問わず対応致します。
何故ならば、当会では病気や怪我を処置の対象とするのではなく、それら異状の真の原因を見据え、その連鎖を解く事を目標としているからです。
次項にもある通り、心体を成長させる力と壊す力の元は同じエネルギーなのです。その力の発揮する方向を変えてあげるだけで不要な疾病は消え、より自由な心体の成長の原動力とすることができるのです。
ですからどんな方でも最善の対応をさせて頂きますが、その力の根本はご自身が自分をどうしたいのかという方向性に大きく影響を受けます。従って依存心の強い方、及び単に医学的診断の改善を求める方の御期待には添えないかもしれません。

Ａ. 一言でいえば今生きている力です。
洋の東西を問わず、既存の医学においては投薬や手術が治療の根本とされますが、切った傷を元通りにつなぐのも、薬が効果をあげるのも、すべてその状況から細胞を作り出し、化学物質を吸収活用する生身の人間の生命力なのはお分かりでしょう。
その点からいうと自分を治せるのは自分だけなのです。
どんなに医学が発達しても材料をそろえただけでは心臓や手足を創ることはできません。しかし、日々私達はそれを平然と成し遂げています。さらに私達は不要なもの、老化した部分を破壊、排泄するという逆の作業も同時に行っています。
治る事だけが自然治癒力なのではなく、基礎・土台を入れ替える必要がある時は一旦壊して再構築する作業も含めて自然治癒力と言えるのです。
これら破壊と創造を含めた平衡作用は生きているからこそ行われるのです。

A. 目前の症状だけを追って、ただ揉みほぐしたり、矯正したり、心体の要求にそぐわない事をすれば反発し、自己防衛のためにかえって筋肉を硬直させて護る働きがあります。その結果、症状が悪化し当会を訪れる事例は後を絶ちません。
肩こり一つをとっても、その原因は目の使いすぎや食べ過ぎ、心労や腰の歪み、環境等々実に様々ですので、表面の症状だけを取ることは無駄ですらあるのです。
当会ではその原因の根本を精査し解決することを目指していますのでかえって悪化するということは絶対にあり得ません。
ただし、一時的な経過反応として症状が強調される場合がありますが、それは悪化ではなく良化のサインですので心配はありません。

A. 人間は庇えば庇うほど弱くなるように出来ています。栄養剤や補助用具なども同じことです。
除菌・抗菌といったものも短期的には効果はあっても長期的には耐菌性の低下を招き、ちょっとした細菌でも命を落としかねないという事態を心配しなくてはならないでしょう。
また、別な視点から申し上げれば、少々極端な例かもしれませんが、酒もタバコもやりながら長生きする人と、運動と食事に気を遣いながら長生きする人とどちらが丈夫かと聞かれれば、迷わず前者と答えます。
この身一つで不自由なく元気に生きてゆけることが私達は指導の理想と考えています。

A. 個人差が大きく、一概にはいえませんし、実はこれはお受けになる方が決めることなのです。
現在出ている症状は突然起こったわけではなく、長年の心体の使い方の癖や、異状を感じる感受性の鈍りが招いている場合が大半です。その場合、根本的解消には年単位の期間が必要になる場合もありますし、症状を取るだけなら一回で充分な場合もあります。
要すればご本人がどのレベルの問題解決を望まれるかにかかっています。
いずれにしても漫然と通い続けるのはお互いにとって良いことではありません。
当会では最低限、自分で自身のメンテナンスをできる心体を取り戻すことを目標に指導を行っています。